インバウンド 集客

インバウンドの集客に必要な主な施策を紹介します。集客対象が海外に住んでいる外国人のため、インバウンド専門の集客方法が必要となります。

ご紹介する施策について、はじめてのインバウンド対策の場合は、できることから始めれば大丈夫です。すでに対策を行なっている場合は、ブラッシュアップを行いながら同時進行で未着手の施策も開始しましょう。
もし悩み事や解決が難しい問題が発生した時は、右の「お問い合わせ」やメールなどでご連絡ください。無制限とはいきませんが、無料で解決方法を提案させて頂いています。

マーケティング

インバウンドの集客では、最初にマーケティングを行います。インバウンドは外国人観光客を対象としたビジネスですが、満遍なく世界中から訪れてはいません。日本の訪問先に応じて国籍や使用言語には一定の傾向が表れます。ターゲットを把握することで、ニーズを正確に把握でき、需要に合わせたサービスや商品・メニューの提供ができます。

マーケティングの方法は、自社サイトでデータを分析します。Googleのマーケティングツール「アナリティクス」を実装していれば確認できます。実装していない場合は、Webサイトの担当者か制作会社に問い合わせて組み込んでください。アナリティクスは無料で使用できますが、かなり優れたツールで様々なデータを収集できるので、インバウンド目的以外でも非常に有効です。また有料のツールを使用している場合や、Webマーケティングとコンサルティング契約を結んでいる場合は、そちらでももちろん構いません。デジタルマーケティングはインバウンド集客の最初の一歩です。

また国や県、市区町村などが発表しているデータも参考にします。デジタルマーケティングはピンポイントの「点」ですが、国や地方自治体のデータは一定の大きさの「面」で捉えています。外国人観光客は「面」で旅行先を決め、「点」という観光スポットや店舗を訪れるので、点と面で分析することでより正確なマーケティングを行うことができます。

多言語化

多言語化では、Webサイトとパンフレットや観光案内などから開始します。翻訳言語はマーケティングに応じて選択します。また多言語化は一言語とは限りません。中国人と韓国人が一定の割合を占めている場合には、二言語ともに多言語化します。

多言語化では、日本語で制作されたものを外国語に変換していきますが、文字の変換だけではなく、写真を多く使用しビジュアルでアピールすると訴求効果が上がります。言葉による丁寧な説明と「映える写真」。魅力や長所を端的に分かりやすく伝えることができます。

 

OTAの活用

OTA(オンライン・トラベルエ・ージェント)は、世界中の観光客が参考にするウェブサイトです。旅行前、いわゆる「タビマエ」で外国人観光客は飛行機やホテル、アクティビティを検索して情報収集を行い、旅行の日程が決まれば予約まで行えます。登録や掲載、多言語化は無料の場合がほとんどなので、ぜひ登録しましょう。OTAは複数ありますが、それぞれ得意とする地域や分野がありますので、きちんと検討する必要があります。また複数のOTAに一気に登録すると登録ページや遠い合わせ・予約の管理が複雑になります。また手数料も高めに設定されていることが多いので、注意が必要です。

SNSの活用

SNSは世界中の人々が利用しており、異なる国や文化のユーザーにアクセスができます。情報の拡散が迅速であり、興味を持ったユーザーが簡単にシェアすることができます。日本らしい美しさ、華やかさ、楽しさ、魅力を積極的に発信してください。良い評判が投稿や口コミで広がり、タビマエやタビナカの外国人の新たな顧客獲得につながります。

 

MEOの活用

外国人観光客は、スマートフォンなどで地図を見ながら歩きますが、MEOを利用することで、地図上や地域検索で表示を最適化することができます。そのため、Google ビジネスプロフィールに登録しましょう。登録すると Google マップで、特定の地域や場所を検索する際に、関連する事業や施設の情報が表示されます。MEOを活用することで、情報が地域検索結果で上位に表示されるため、外国人観光客が見つけやすくなります。

 

ローカルパートナーシップの構築

ローカルパートナーシップは、外国人観光客の地域の観光施設やイベント、店舗、飲食店などへのアクセスを容易にします。外国人観光客はピンポイントではなく、地域という「面」でとらえて観光するので、他のインバウンド関係との企業や団体との連携により、連動した観光客の誘致や集客、体験型サービスの提供が可能となります。単独での集客ではなく、地域の特徴やニーズをベースにした戦略を提案し、現地での広告、プロモーション、イベントなどの活動を通じてインバウンド集客を促進します。