民泊・アパートメントホテル、5月以降の宿泊予約状況が発表。中国からの訪日客が増加
民泊・アパートメントホテルの運営を行うmatsuri technologiesが、2023年5月以降の予約状況を発表しました。インバウンドの宿泊施設のデータは旅館やホテルがベースになっていることが多いですが、今回の発表は徐々に拡大している民泊・アパートメントホテルでの集計です。
国・地域別の宿泊者割合
国・地域別では、アメリカが26.2%で1位となり、2位の日本、オーストラリア、フランスを大きく引き離しました。外国人観光客数では韓国が最も多くて2位が台湾なのですが、今回の調査では異なる結果となっています。これは、宿泊施設別の性質の違いによるものであり、民泊・アパートメントホテル型の滞在では宿泊日数が長い傾向があります。また欧米やオーストラリアの旅行者は、民泊などの宿泊スタイルに慣れていることも要因と考えられます。中国からの旅行者数は1.7%で13位となっていますが、宿泊者数は3倍になっているようです。これは、中国からの渡航者を対象に継続されていた水際対策が緩和されたためであり、中国からの旅行者数は確実に数字に表れているとしています。
民泊のみの平均滞在日数
民泊に限定した滞在日数は、平均で3.73泊となりました。今年度に入ってからは3.7〜3.8泊で安定して推移しています。昨年の10月に水際対策が緩和された時(中国以外)には4.55拍であり、一定の緩和効果がありました。インバウンドは現在、桜シーズンの繁忙期が終了して閑散期に入っています。夏休み・バカンスシーズンが始まると再び活況を呈することは確実であり、民泊はさらに宿泊者数や滞在日数を伸ばすことが予想されます。
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