インバウンド 6月の訪日外客数が200万人を突破。コロナ前の72%まで回復 


日本政府観光局(JNTO)が、6月の訪日外客数を発表しました。
6月の訪日外客数は2,073,300 人で、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年同月比で72.0%まで回復しました。これまで60%代が続いていましたが、6月は70%を超えました。月別でも2020年2月以降、初めて200万人を突破しています。また2023年1〜6月の累計では1,071万2千人となり、上半期の時点で1,000万人を超えました。


地域別では、台湾をはじめとした東アジア地域において訪日外客数が増加しています。また、欧米豪中東地域では特にアメリカやオーストラリア等において 2019 年同月比を超える回復を見せたことが今月の押し上げ要因となっています。なお、国際線定期便に関しては、2023 年夏ダイヤ時点でコロナ禍前の約 6 割まで運航便数が回復し、その後も東アジアを中心に増便・復便が続いています。

一方で、中国からの外国人観光客は回復が継続はしていますが、ややペースが鈍くなっています。現在も団体旅行・パッケージツアーが、販売禁止となっていることも一因となっているようです。

今後の見通しとしては、秋までにはコロナ以前とほぼ同じ水準まで回復が期待できます。しかし、コロナ禍で他業界に流出した従業員が戻ってこない人手不足の問題や、地域によってはオーバーツーリズが発生している観光地もあり、これらの問題への対応も同時進行で行うことが重要です。

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