訪日外国人数 2022年11月は10月のほぼ2倍に急増
日本政府観光局(JNTO)は、2022年11月の訪日外客人数(推定値)が93万4500人に達したと発表しました。10月の49万8600万人と比較すると、ほぼ2倍の伸びとなりました。
また前年同月比では4418.4%の増加となり、コロナ禍前の2019年同月比では4割程度まで回復しています。水際対策の緩和が引き続き効果を見せており、順調に訪日外国人数は戻ってきています。
国別で見ると最も多いのは韓国で31万5400人、2位の台湾(9万9500人)と比べても3倍以上となっています。韓国は水際対策の緩和が発表された時、最も敏感に反応した国だったのでその結果がそのまま反映されるかたちとなっています。
1位 韓国
2位 台湾
3位 アメリカ
4位 香港
5位 タイ
6位 シンガポール
7位 ベトナム
8位 フィリピン
9位 中国
10位 オーストラリア
地域別では東アジアと東南アジアが中心で、他にはアメリカやオーストラリアからも多くの訪日外国人が日本を訪れています。
そして、気になるのは中国の動きです。コロナ禍以前は中国が中心でした。ゼロコロナ政策は12月上旬に緩和されましたが、インバウンドに関わる部分に大きな変更はなく、現段階ではこれまでと同じような状態が続くと考えられます。
確実に回復基調に乗っている日本のインバウンド。全盛期である2019年と比較すると、4割程度まで回復してきました。これからお正月、旧正月、お花見と訪日外国人が訪れる時期やイベントを迎えます。インバウンド需要は、引き続き伸びていきそうです。