2022年 世相を反映した「創作四字熟語」50 編が発表 

住友生命保険相互会社が、2022 年の世相を的確に表現した「創作四字熟語」を広く一般から募集し、結果を発表しました。審査員は歌人の俵 万智さん。そして最優秀作品に選ばれたのは福岡県 ・ 茶山 裕司さんの作品「遠客再来」でした。

この作品は、水際対策の緩和で、遠方から旅行客が再びやって来るようにという思いが込められています。この創作熟語、企画の意図は従来からある四字熟語をもじったり、オリジナルの四字熟語を創作し
たりして、一年の世相を漢字四文字で振り返るという「ことば遊び」です。この言葉遊びでインバウンド関連の言葉が選出されたことは以外ですが、インバウンドの重要な窓口である福岡からの発信であり、インバウンド需要回復に対する強い期待が感じられます。

インバウンド関連では円安をネタとした大阪府 ・ 植田 結花さんと福岡県 ・ 山田 愛翔さんの作品「急円超下」(急転直下)が優秀作品に選ばれました。

その他にも予想を反映した作品が多く選ばれました。以下にその他の優秀作品8編をお伝えします。

・変種交代(選手交代)  ウイルスがデルタ株からオミクロン株に変化し、第6波・第7波の発生
・帰省歓輪(規制緩和)  コロナ禍による行動制限の緩和。久しぶりの帰省で歓談
・高値之玉(高根の花)  物価高。特にタマネギの値上がりが大きかった
・暑行無常(諸行無常)  異常なまでの猛暑となった今年の夏
・烏露曲折(紆余曲折)  長期化するロシアによるウクライナ侵攻
・逆転牛勝(逆転優勝)  オリックス・バファローズが最終戦で大逆転。パ・リーグ優勝
・鎌倉爆風(鎌倉幕府)  放送ごとにSNSで大きな話題になったNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
・紅旗奥来(好機到来)  夏の全国高校野球で、仙台育英高校が東北勢で初の優勝を勝ち取る