訪日外客数 2023年4月分が発表 外国人観光客、200万人に届く勢いで回復中


日本政府観光局(JNTO)は、2023年4月の訪日外客数を発表しました。
先月の訪日外客数は1,949,100人となり、昨年10月の水際対策緩和後の個人旅行再開以来、3月に続いて過去最高を更新しました。

日本のインバウンドの主要マーケットである東アジアの状況は以下のようになっています。

・韓国
旅行のオフシーズンに入りましたが、地方路線の副便の影響もあり訪日外客数は467,000人、コロナ前の2019年対比で82.4%まで順調に回復してきました。

・中国
中国は日本のインバウンド最大のマーケットですが、中国側と日本側の両方で入国制限や水際対策の規制などがあり、訪日外客数は108,300人、2019年同月比で14.9%の回復にとどまっています。しかし、現在はかなり制限や規制が開場されていることもあり、今後は回復のペースが上昇していくと予想されます。

・台湾
出境規制等があるものの、日本と台湾双方の水際措置緩和、児童節、清明節などの休暇の影響等もあり、訪日外客数は 291,600 人(対 2019 年同月比 72.3%)となりました。

・香港
日本と香港双方の水際規制緩和、清明節、イースターなどの休暇の影響等もあり、 訪日外客数は 152,800 人(対 2019 年同月比 78.4%)となりました。

東アジアの国・地域全体で、飛行機の増便や復便があり、ボトルネックとなっているフライト問題は徐々に回復しています。

現在は桜シーズンも終了し、夏のバカンスシーズンに向けて時間がとれて、準備を整える期間です。中国人観光客はこれから増加してきますので、今年の夏はインバウンドにとって大きな回復のきっかけになりそうです。