【インバウンド】12月のアパートメントホテル・民泊の宿泊者データが発表

matsuri technologies株式会社が、12月の予約データを発表しました。この調査は、キッチンなどが設けられているアパートメントホテルや民泊など、長期滞在に向いている宿泊施設の12月の予約状況をまとめたものです。データを見るとホテルや旅館とは異なる宿泊者の属性が見えてきます。

調査の結果(日本は除く)、1位はアメリカでした。2位は韓国、3位はオーストラリアとなっています。ランクインしている国は一般的なインバウンドの国別データと変わりはありませんが、順位に違いが見られます。一般的には東アジア勢が上位でついで東アジア、そして欧米各国となる傾向があるのですが、この調査における1位のアメリカと3位のオーストラリアというのは、長期滞在を前提とした宿泊施設の特徴をよく表し、アパートメントホテルや民泊経営者にとっては注目となる結果となっています。

宿泊者の平均滞在日数は7.24日で11月と比べて1日程度短くなっています。これは年末年始は旅行需要が高く、1週間以上の需要が減少したことが原因と考えられます。

インバウンドは、中国のゼロコロナ政策が実質的に終了し、これから春節やお花見など回復へ向けたイベントが続いていきます。需要の増加を国別・地域別にしっかり把握し、インバウンド翻訳をはじめとした対応の準備がより大切になってきています。