インバウンド、アフターコロナで消費額が大きく伸びているベトナム人の意識調査が発表


マーケティングリサーチ会社の株式会社アスマークは、ベトナムの20代~40代男女に「訪日(旅行)外国人に関する調査」を実施し、その結果を4月25日に公開しました。URL:https://www.asmarq.co.jp/data/trip_foreigner_vietnam/

インバウンドで、東南アジアは東アジアと並んで重要な市場であり、なかでもベトナムはコロナ前の2019年と2023年の1月〜3月の旅行消費額で比較すると48.1%も伸びています。今後もいっそうの成長が期待できるベトナムは、インバウンドの注目の市場です。

訪日経験
質問:あなたは、これまでに日本を訪問したことがありますか。訪問したことがある方は、直近の訪問時期をお答えください。(1つ選択)※出張は除きます。

全体では、60%以上の人が日本へ旅行に来たことがあると答え、「訪問したことはないが今後する予定がある」と回答した人が32.7%となりました。合計すると90%以上の人が日本を既に旅行したか、今後訪れる予定としています。また性別で見ると、女性が男性よりも訪日経験や今後予定している割合が高く、特に40代女性は既に日本を旅行したか、半年以内の旅行を計画している人が多いことが分かります。

訪日経験

アスマーク調べ


訪日予定者:訪日予定時期
質問:日本を訪問したことはないが、今後する予定があるとお答えの方におうかがいします。あなたが日本を訪問する時期はいつごろの予定ですか。以下の中からお答えください。(1つ選択)

全体では、50%以上の人が1年以内の訪日を予定しています。性別では男性よりも女性がより高く、約4割の女性が半年以内、一年以内も含めると50%以上の女性が日本への旅行を検討しています。

訪日予定者:訪日予定時期

アスマーク調べ


円安による訪日への影響
質問:訪日経験のある方、訪日を予定されている方にお伺いいたします。円安状況であることは訪日のきっかけの1つとなりますでしょうか。(なりましたでしょうか。)(1つ選択)

円安が訪日へのきっかけになっているのは、全体で46.3%となりました。内訳は、「とてもなっている」が27.3%、「まあまあなっている」が19%です。また性別でみると、「女性」は「男性」よりも「なっている計」が上回っており、なかでも「女性40代」が特に高くなっています。結果として全体の4割以上の方が、また全ての年代で女性が円安によるコストパフォーマンスを重視していることが分かりました。

円安による訪日への影響

アスマーク調べ


訪日で楽しみにしていた(している)こと(TOP2)
質問:あなたが日本を訪問する際、以下についてどの程度楽しみにしていましたか。いますか。それぞれあてはまるものをお答えください。(それぞれ1つずつ選択)

訪日で楽しみにしていた(している)ことをTOP2「とても楽しみにしていた(している)+まあ楽しみにしていた(している)」でみると、「自然・景勝地観光」が最も高く、「日本の文化体験」「日本食を食べる・日本の酒を飲む」が同程度で続いています。一方で、「スポーツ(観戦を含む)」「治療・健診」は他の項目よりも低く、あまり魅力に感じていないことが分かりました。

訪日で楽しみにしていた(している)こと(TOP2)

アスマーク調べ