いよいよお花見シーズン。Airbnbが、もう宿泊施設を予約した国籍や地域を発表

水際対策の緩和後、初めてのお花見シーズンがやってきます。
日本のお花見はコロナ禍以前から外国人観光客に人気があり、もちろん注目を集めています。

Airbnbが3月のお花見シーズンに日本のリスティング(宿泊施設)を予約したインバウンド旅行客ゲストの居住国・地域トップ10を発表しました。あわせて、多く検索された日本国内のディスティネーション・都市も公表しています。近隣のアジア圏内各国のみならず遠方の北米地域や、ヨーロッパ各国などからの予約も多く入っていることが分かりました。

また、昨年と比較して最も検索された都市の傾向としては、東京都内だけではなく、横浜市や浦安市、長野市などの関東圏の近郊都市や、大阪エリア、名古屋市、福岡市、広島市などに注目が高まっていることも分かりました。

さらに興味深いのは、上位居住国・地域ランキングで1位がアメリカ、2位がオーストラリアという点です。3位にはアジア圏のシンガポールが入りますが、4位にフランス、5位はカナダがはいってきました。現在、日本に最も旅行に来てくれているのは韓国人で、アメリカは訪日外国人数では4位(2023年1月)なのです。このへん、Airbnbが民泊ベースという業務の特徴がはっきりと出ています。

Airbnb Japan 代表取締役 田邉泰之氏は、「昨年10月からの水際対策の緩和後、今年は本格的なインバウンド旅行客の回復が期待でき、昨年第4四半期のAirbnbのデータでもアジア圏内、北米地域、ヨーロッパ諸国からのゲストの予約が大幅に戻ってきている」と話しています。

また、「実質的に4年振りの日本へ旅行ということもあり、東京、神奈川、千葉、大阪、福岡などを中心に大都市圏の検索が増加しており、今後は、海外からのゲストを大都市のみならず国内各地でたくさんの旅行客が暮らすように旅ができるよう、日本ならではの宿泊を楽しめる古民家などをはじめとする魅力あるリスティングを増やし、地方での観光にも寄与していきたいと考えています」とコメントしています。

お花見の季節(2023年3月15日ー4月30日)を予約したゲストの上位居住国・地域(2022年時点)

1位 アメリカ
2位 オーストラリア
3位 シンガポール
4位 フランス
5位 カナダ
6位 台湾
7位 ドイツ
8位 香港
9位 イギリス
10位 韓国

日本国内のディスティネーション・都市検索トレンド(2022年時点)

1位 神奈川県横浜市
2位 東京都新宿区
3位 東京都渋谷区
4位 千葉県浦安市
5位 愛知県名古屋市
6位 大阪府大阪市
7位 大阪府大阪市此花区
8位 長野県長野市
9位 福岡県福岡市
10位 広島県広島市