【宿泊統計】宿泊旅行統計調査(2023年2月・第1次速報)を発表。回復率はすでにコロナ前を超える

観光庁が2023年2月の旅行宿泊統計調査を発表しました。
延べ宿泊者数は3,447万人泊、 2019年同月比+0.6%(前年同月比+49.4%)となりました。また外国人延べ宿泊者数は、592万人泊、 2019年同月比で-36.2%でした。客室稼働率では、すでに各施設ともコロナ以前と比較してプラスに転じており、順調に回復しています。

客室稼働率

全体旅館リゾートホテルビジネスホテルシティホテル簡易宿泊所
2023年2月52.133.651.063.364.218.8
2019年同月比回復率117.8113.4124.9118.2131.8101.5
※単位は% 出典:観光庁 宿泊旅行統計調査


延べ宿泊者数では全国で39,494,940人泊、コロナ前と比べて-7.5%となりました。
都道府県別にみると、栃木県や埼玉県、東京都、神奈川県、奈良県、愛知県、高知県では、プラスになっています。他の都道府県でも全て70%を超えており、確実に回復していることが分かります。

国籍別では日本人が33,436,810人泊、外国籍では全体で5,078,790人泊でした。
日本人が全体の84.7%を占める結果となりました。また国籍別の順位では1位が韓国、2位が台湾、3位が香港、4位アメリカ、5位が中国となっています。5位の中国は、2月の段階では日本での水際対策が継続されており、入国が制限されている状態でした。制限が解除された今後が注目です。

国籍別延べ宿泊者数

順位国籍(出身地)人泊外国籍別シェア2019年比回復率
日本33,436,81099.9%
1位韓国1,103,59021.7%79.5%
2位台湾803,51015.8%71.2%
3位香港540,86010.6%100.9%
4位アメリカ401,3307.9%102.8%
5位中国299,2705.9%13.0%
出典:観光庁 宿泊旅行統計調査