インバウンドの接客ツール「ポケトーク」が無料の貸し出しキャンペーン

インバウンドで悩みの種が言葉の壁。
そして、接客ツールとして「ある程度」解決してくれるのが翻訳ツール。

AI翻訳機やアプリを提供しているポケトーク社が、観光業界の法人(旅行代理店、宿泊施設、お土産販売店、観光地、交通機関など)を対象に、ポケトーク社の主力製品であるAI通訳機「ポケトークS」を無種で貸し出すキャンペーンを行っています。期間は11月30日までとなっています。

インバウンドの接客で最も大きな問題が言葉の違いです。この問題の解決方法として、最も有効なのはネイティブやバイリンガルの雇用ですが、ビザやコストの問題などがあり簡単ではありません。とすれば、新たな選択肢を検討する必要があり、通訳・翻訳ツールの活用が挙げられるでしょう。

今回無料で試せる「ポケトーク」は簡単通訳やカメラ翻訳機能が利用できます。対応言語も最大70言語となっており、インバウンドで必要な言語の大部分はカバーしています。また通信費まで含まれているので、Wi-Fiを整備していない企業や施設でも活用できます。一度、試してみる価値はあるでしょう。ただ一方で、過信は禁物であることも忘れないでください。

翻訳や通訳の原則として、言葉のクオリティーは、サービスや商品の品質に一致します。それでも、訪日外国人と直接言葉を交わす接客では、有効に利用できると思います。ツールに加えて身振り手振りや表情も交えてコミュニケーションをとることができるし、言葉の不自由さが旅の情緒や楽しみにもなるからです。

ただ、翻訳に関しては難しい面もあります。サービスの紹介やお土産の説明などでは、その土地の特徴や情緒を交えた文章になります。その微妙なニュアンスや言い回しは、優れたAI翻訳でも対応しきれないケースがあるのです。

インバウンドにおいて、AI翻訳や機械翻訳は間違いなく有効です。人材不足は既に発生していて、通訳・翻訳ツールは導入しやすく、すぐに活用できる利点があります。提供するサービスや商品の特徴をふまえて上手に活用すれば、非常に役立つ心強い味方になってくれるでしょう。