インバウンド解禁直前、9月の免税店での売上高が発表

いよいよインバウンドが解禁ですが、直前の免税店での売上高が発表されました。
10月25日に日本百貨店協会が発表した2022年9月の外国人観光客の売上高・来店動向によると、免税総売上高が約91億7,000万円、うち一般物品売上高は約82億7000万円(前年同月対比で218.5%増)、消耗品売上高(化粧品、食料品など)は約9億円(115.1%増)となりました。購買客数は約2万8000人(352.7%増)で、1人あたりの購買単価は約32万6000円(32.8%減)となっています。

前年同月対比は大きく伸びているように見えますが、昨年は入国数が実質ゼロに近い数字なので参考にはなりません。視点を変えて前月対比でみると、8月の総売上高は92億2,000万円、うち一般売上高が約84億4000万円、消耗品売上高(化粧品、食料品など)は約7億8000万円でした。また購買客数は約2万7000人、1人あたりの購買単価は、約33万7000円となっています。

総売上高や1人あたりの購買単価は微減ですが、購買客数が1,000人ほど上昇しています。これは9月7日以降、添乗員なしでもツアー旅行が認められたことが理由でしょう。小幅な規制緩和であっても改善に繋がりました。

2022年に入ってから水際対策が段階的に緩和され、10月からは入国者数上限が撤廃。またビザなし渡航も再開となります。円安も追い風となり、いよいよインバウンドが再始動する時がやってきました。