インバウンド需要とは?~シンプルに解説~

インバウンドという言葉、メディアでよく取り上げられて、ビジネスでも成長分野として注目されています。そのなかでもよく聞くのが「インバウンド需要」。インバウンドビジネスでは重要なキーワードですが、意味がなんんとなくしか分からない方も多いと思います。シンプルに説明すると、

「日本に旅行でやって来る外国人が、日本でお金を使ってくれること」

となります。

インバウンド需要で直接かかわる業界は、ホテルや旅館の宿泊業、移動のための飛行機や電車、タクシーなどの交通分野、カフェやレストラン、居酒屋などの飲食業、家電やお土産などの小売業です。

また、間接的にはバイリンガルや外国人人材の紹介や派遣を行う人材紹介・派遣分野、多言語対応を行う翻訳会社、カード決済などを行う決済サービス、訪日外国人向けの商品を作るメーカーなどがあります。

このように、インバウンドは、直接・間接的を含めると非常に多くの業界が関わり、また連動しています。マーケットとして比較的新しく、また非常に大きいので「インバウンド需要」という言葉が生まれたのです。

インバウンド需要は、コロナ禍で大きなダメージを受けた日本経済を元気にすることが期待されています。さらに、モノ消費だけではなく体験型の観光(コト消費という観光スタイル)まで対象が広がっています。コト消費の具体例としては、山登りや茶道体験、また地域のお祭りに行くなどです。このように、訪日観光客の求めるものインバウンド需要であり、それに応えて満足して頂くことがインバウンド業界の目指すべき目標なのです。